展覧会のご紹介

 2010年6月2日(水)~8月1日(日)

屏風-絵のなかに遊ぶ-

開館時間:

9:30~17:00(入館は16:30まで)

休館日:

毎週月曜日(ただし、祝日は開館)

入館料:

大人800円(700円) 小中学生400円(350円)
※( )内は団体20名様以上の場合

概要

屏風は古来、間仕切りや風よけのための調度品として重宝されてきました。屏風には、その大きな画面を利用して、様々な絵が描かれており、現代の私たちの眼をも楽しませてくれます。
本展では、館蔵品の中から江戸時代に描かれた屏風絵を中心に展示いたします。 都市の賑わいの様子、四季の名所の風景、読み継がれてきた名作文芸の世界――。屏風に描かれた美しく楽しい夢の世界にしばし遊んでいただければ幸いに存じます。

行事

・学芸員による展示解説

日時:

毎月第1・2土曜日 14時~14時30分

会場:

サンリツ服部美術館 展示室2

参加方法:

当日開始時刻に、会場に集合

参加費:

入館料のみ

出品作品

【町の賑わい】
歌舞妓図屏風 筆者不詳 六曲一隻 江戸時代
北野演能図屏風 筆者不詳 六曲一隻 江戸時代
四季婦女遊楽図屏風 筆者不詳 六曲一双
のうち右隻
江戸時代
【四季の名所】
桜流水図屏風 狩野常信筆 六曲一隻 江戸時代
春秋遊楽図屏風 狩野常信筆 六曲一双 江戸時代
歌絵図屏風 片山尚景筆 六曲一双 江戸時代
【物語の世界】
源氏物語図屏風 筆者不詳 六曲一双 桃山~江戸時代
源氏物語図屏風 狩野了承筆 六曲一双 江戸時代
伊勢物語図屏風 筆者不詳 六曲一隻 江戸時代
【器の絵】
色絵牡丹文八角大皿(古九谷)   一口 江戸時代 《重要文化財》
色絵芙蓉菊文皿(鍋島)   一口 江戸時代 《重要文化財》
色絵牡丹獅子文鉢(伊万里金襴手)   一口 江戸時代
【茶道具 夏の取り合わせ】
鉈籠花入   一口 江戸時代~明治時代
朝鮮切合風炉釜 大西浄清作 一口 江戸時代
信楽水指   一口 桃山~江戸時代
瀬戸茶入 銘 姥瓜   一口 江戸時代
伊羅保茶碗 銘 夏山   一口 朝鮮時代
茶杓 銘 高瀬 覚々斎宗左作 一本 江戸時代

出品予定作品より

歌絵図屏風

うたえ ず           かたやましょうけい

歌絵図屏風(部分) 片山尚景筆 江戸時代


歌絵とは、和歌にちなむ絵のこと。この屏風には、京都の歌枕(うたまくら=古歌に詠まれた名所)として名高い大堰川(おおいがわ)が俯瞰的に描かれる。筆者の片山尚景(1628~1717)は、木挽町(こびきちょう)狩野家の開祖・狩野尚信の門人とされる絵師。絵の中には、山地から切り出した材木を筏(いかだ)に組んで流す様子や、鵜飼(うか)いなど、かつての夏の風物詩を眺めることができる。

歌絵図屏風 部分

上図 部分


大堰川(おおいがわ=大井川)のかつての夏の風物詩、鵜飼(うか)い。
『新古今和歌集』には、次のような和歌もある。

   大井河 かがりさし行く鵜飼舟
      いく瀬に夏の夜を明かすらむ

 2010年6月2日(水)~2011年3月31日(木)

服部一郎コレクション・近代絵画展 パリに集った画家たち

開館時間:

9:30~17:00(入館は16:30まで)

休館日:

祝日を除く月曜日(但し、8月9日(月)・16日(月)・23日日(月)・30日(月)は開館)
展示替え期間(2010年8月2日(月)~8月4日(水))
年末年始(2010年12月24日(金)~2011年1月1日(土))
2011年1月~3月の休館日は未定(※詳しくはお問合せください。)

入館料:

大人800円(700円) 小中学生400円(350円)
※( )内は団体20名様以上の場合

概要

当館の「服部一郎記念室」は、セイコーエプソン及びセイコー電子工業(現セイコーインスツル)元社長の故服部一郎(1932~1987)が、その眼で選び、こよなく愛した作品の数々を順次ご紹介しております。この度は、服部一郎コレクションより、芸術の都 “パリ” に注目し、パリでの滞在を経て、やがて自らの画風を確立した画家たちの作品をご紹介いたします。
パリは、多くの画家たちの活躍の舞台となり、また彼らを魅了し、育んできました。なかでも、20世紀前半、パリのモンマルトルやモンパルナスには、出身国も画風もさまざまな、個性あふれる画家たちが集い、エコール・ド・パリ(パリ派)と称されました。彼らは、当時流行のフォービスムやキュビスムなどの影響を受けながらも、それぞれの民族性に根ざした造形精神を忘れることなく、個性豊かな作品を残しました。
本展は、第1章「描かれたパリの風情」、第2章「フランス生まれの画家たち」、第3章「パリに集った異国の画家たち」の3章構成で、19~20世紀にかけて、パリを活躍の舞台とした画家たちの作品をご紹介いたします。第1章「描かれたパリの風情」では、藤田嗣治(1886-1968)、織田廣喜(1914-)、佐野繁次郎(1900-1987)などの日本人画家のとらえたパリの街角の描写を中心にご覧いただきます。第2章「フランス生まれの画家たち」では、ルドン(1840 -1916)、ルノワール(1841-1919)、ドラン(1880-1954)、ルオー(1871-1958)、ローランサン(1883-1956)などの作品を、第3章「パリに集った異国の画家たち」では、テレスコビッチ(1902-1978)、ドンゲン(1877-1968)、シャガール(1887-1985)、キスリング(1891-1953)、ピカソ(1881-1973)やクラーベ(1913-2005)などの作品をご覧いただきます。
芸術の都 “パリ” が育んだ画家たちの自由な発想や鮮やかな色遣いに触れ、その美意識を肌で感じていただけましたら幸いでございます。

出品予定作品より

二つの林檎

オディロン・ルドン 《二つの林檎》 制作年未詳

油彩/カンヴァス/22.5×35.5cm

 

女の肖像

オーギュスト・ルノワール 《女の肖像》 制作年未詳

油彩/カンヴァス/46.0×41.3cm

 

出品予定作品

※会期中、一部展示替えがございます。日程は以下を予定。
  ○前期:2010年6月2日(水)~2010年12月23日(木)
  ●後期:2011年1月2日(日)~2011年3月31日(木)

【第1章 描かれたパリの風情】
作家名 作品名 制作年 サイズ(cm) 前後期
佐野繁次郎(1900-1987) ボンボン売りの少年(巴里) 未詳 39.7×30.5  
織田廣喜(1914- ) モンマルトルの丘 未詳 36.7×44.5  
藤田嗣治(1886-1968) 冬のモンマルトル 1917 81.2×65.2  
ラウル・デュフィ(1877-1953) 静物のあるアトリエ 1942-45 38×46  
ラウル・デュフィ(1877-1953) セーヌ川、オワーズ川、マルヌ川 1938 51×173  
ラウル・デュフィ(1877-1953) チェロ奏者たち 1949 40×58  
【第2章 フランス生まれの画家たち】
作家名 作品名 制作年 サイズ(cm) 前後期
オディロン・ルドン(1840 -1916) 二つの林檎 未詳 22.5×35.5  
オーギュスト・ルノワール(1841-1919) 女の肖像 未詳 46.0×41.3  
アンドレ・ドラン(1880-1954) 女の肖像 1937 35.5×27.3  
ジョルジュ・ルオー(1871-1958) ピエロ 未詳 15×12
ジョルジュ・ルオー(1871-1958) 踊り子 1950 35×26
マリー・ローランサン(1883-1956) チューリップのある静物 1941 61×50  
ベルナール・ビュッフェ(1928-1999) エイのある静物 未詳 32×20  
オリビエ・ドゥブレ(1920-1999) 黄色の抽象画 1973 114×70  
【第3章 パリに集った異国の画家たち】
作家名 作品名 制作年 サイズ(cm) 前後期
コンスタンタン・テレスコビッチ(1902-1978) 現代のヴィーナス 1953 79×52  
キース・ヴァン・ドンゲン(1877-1968) 未詳 60.8×46.3  
マルク・シャガール(1887-1985) 夜明け 1948 93×72  
マルク・シャガール(1887-1985) ピエロ 1980 65.5×53.5  
モイーズ・キスリング(1891-1953) 草上の座る少女 1935 81×65  
パブロ・ピカソ(1881-1973) 脚付グラスとギター 1920-22頃 29×21
パブロ・ピカソ(1881-1973) 座る女 1919-20頃 26.7×20.8
アントニ・クラーベ(1913-2005) 戦士 1960 74×55  
アントニ・クラーベ(1913-2005) マスクとオブジェのある棚 1981 88.2×47.6  
セルジュ・ポリアコフ(1900-1969) 青の抽象画 未詳 65×54.2  
セルジュ・ポリアコフ(1900-1969) 赤の抽象画 未詳 65×54.2  

前期 23点
後期 23点
 計   25点

サンリツ服部美術館   長野県諏訪市湖岸通り2-1-1 TEL:(0266)57-3311/FAX:(0266)53-4458